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温帯スイレンの植替え その⑬




温帯
スイレン植替え その


アメリカから個人輸入した「N.Perry's Magnificent」です。
2007年の春に輸入して今年で3年目になりますが残念ながら開花率0%です。

春先の植え替え時に花芽を確認するのですが植え替えの負担が大きいのか、根茎のサイズが足らないのか出ている蕾は腐ってその後は観葉植物状態になります。

昨年、「N.Wow!」を植え替えた際、同じような理由で花が咲かないかもしれないと考え一緒に植え替えしたところ、「N.Attraction」 と共に花芽が上がってきました。

以前から花芽が出てくる春先の植え替えに疑問を持っていましたがこの「N.Perry's Magnificent」の状態を見て植え替えは秋の花が終わった頃の方が良いのではないかという思いが強くなりました。

現在、Berry's Water Garden で実践している容器のスリムプランター化では植え替えの手間と植物のダメージ低減、用土の減量化ができると考えています。

温帯スイレンを春先に植え替えする理由は、1年間の成長で根茎が成長して鉢からはみ出たり、鉢内に根がまわって根鉢を作り スペースが無くなることで根詰まりを起こし成長不良になるからです。
従来は成長不良を防止する為、根茎を切り詰め、根を取り除いて根茎だけにして新しい用土に植えなおしていました。

スリムプランター化することで、春先に植え替えなくても下記の方法でいつでも植え替えすることができるようになります。


これまでは、鉢から根鉢を取り出して根洗いして用土を取り除き、根茎と根を切って、新しい用土を練って植えつけていましたが、スリムプランターでは根茎がプランターの長さいっぱいに成長すれば根鉢ごと後部を切離して前部だけを後ろにずらし前の空いたスペースに新しい用土を入れれば植え替えが完了です。

約半分の根は温存されますので植物にとって優しい植え替えだと思いますし、鉢から根鉢を取り出さず鉢内で切離すので泥で汚れることも少なく、さらに用土もこれまでの半分で済みます。

また、成長が早い品種ではシーズン途中での植え替えも可能です。

このように書くと良いことずくめですが、スリムプランターのデメリットは容器が長細いので丸い睡蓮鉢に似合わないことと、睡蓮鉢(陶器製)の底が少し半球になっているので安定せず収まりが悪いことです。
似合わないのは対策のしようがありませんが、収まりが悪い方は、底に寒水石等の小さな砂利を敷くことで安定させることができます。

これからもBerry's Water Garden では引き続きスリムプランターでの栽培レポートを掲載していきます。





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【2010/04/13 10:20】 Water Garden - スイレン | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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