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燐酸水




燐酸水


昨年、睡蓮用土として使っている赤玉土の燐酸不足対策として燐酸水を試験的に作ってみましたが、スイレンシーズン到来を控え作り置きすることにしました。(赤玉土30kgあたりの燐酸吸着量は600gですので4kgの過燐酸石灰が必要)

昨年作ってそのまま置いていた燐酸水10リットルを別のポリタンクに移して空いた容器に新しい水20リットルと4kgの過燐酸石灰を混ぜあわせました。

既にできあがっていた燐酸水をポリタンクに移すのにホースで吸出し(サイフォンの原理)した際、誤って燐酸水を口に入れてしまい非常に酸っぱい思いをしました。念のため燐酸水のPHを測ってみたところなんと約PH3で非常に酸性度が高いことがわかりました。(燐酸というくらいですから 酸なんですね!再確認しました。[汗])

PHを計ってみて新たな疑問が発生しました。
それは、酸性が強いのでこのまま用土に投与して本当に大丈夫なのかということです。用土に吸着するのですから相手方はアルカリ性のものだと想定すると吸着した時点で酸性度は失われるのかもしれません、あまり化学は詳しくないので理論的なことは分かりませんがとりあえず引き続き実験を続けようと思います。

20リットルの水に4kgの過燐酸石灰を投入し3%の燐酸水を作る予定ですが、実際には過燐酸石灰を粒状化処理してあるので混合と同時に全ての水溶性燐酸が水に溶け出すことはありません。当初は1-2週間で崩れるのでは?と考えていましたが実際は数ヶ月たっても粒のまま残っています。自然に溶けるには相当の時間がかかりそうなのでミルやミキサーで粒状物を粉砕できないかも含め方法を現在検討しています。

また、今回、酸性の肥料だということが分かったことで、酸性用土を好むブルーベリーの肥料として使う方法もあるかもしれないと考えています。同じ環境での比較実験も合わせて行ってみたいと思います。





過燐酸石灰
(粒状)





混合直後





沈殿後上澄み液

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【2010/03/31 09:28】 Water Garden - スイレン | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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