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花蓮用土

花蓮用土

花蓮の用土ですがこれまで何年もかけて色々試してきました。
基本は用土に腐葉土やピートモス等の腐食資材を混合するというものですが、いくら事前に作って寝かせたとしても用土にしてレンコンを植え付けて水を張ると1ヶ月もしないうちにそれらが腐食してメタンガスが発生して用土がふやけて膨らんできます。
こうなってしまうと成長も芳しくなく、日々棒で突き刺してガス抜きする次第です。
市販の肥料入野菜用用土を赤玉に混ぜ込んだ事もありますがこのときは用土が鉢の縁まで膨張してひどいことになりました。
次の年は腐葉土だけ混合したのですが、多く入れれば良い肥料になるだろうと奮発して混入したところ入れた分だけガスが大量に発生し、学習能力のなさに頭をかかえたものです。
そんなこんなの失敗を重ねた結果、用土には何も混入しないという結論に達しました。
ということで、今年の植え付けは腐食混合ゼロ用土で行いました。元肥もあえて入れていません。
その結果はどうでしょう!植え付けて2ヶ月、用土からのガスはほぼ皆無で用土の膨張もありません。もちろん用水もきれいなままです。立葉が上がった時点で1回目の施肥としてIB化成を中央の穴に投入しました。
施肥の方法ですが、以前は用土の奥深くに肥料を押し込んでいましたが、今は鉢に直接投入しています。
蓮は葉からの蒸散が激しいので給水を怠ると鉢の用水は直ぐに無くなってしまいます。用水に肥料を投入すると用水に溶け出した肥料も一緒に吸収してくれるのであえて用土に押し込む必要がありません。

どうしても腐食を混入したいのであれば、事前に腐食を混合した用土を鉢に入れて水を張って1年間放置してから使えば大丈夫だと思うのですがそんな時間やスペースの余分はないのでうちでは採用していませんが、1鉢だけ実験で試してみるのも良いかもしれません。

会社蓮も同じように植え付けしました。小中蓮に花芽が上がっています。昨年はガスのせいで成長も悪く、レンコンも近来まれに見る不作の年でしたが今年はうまくいけそうです。

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めだかの避難場所を兼ねたVU管をセンターに入れています。レンコンは鉢の周囲に沿って成長するので鉢の中央は用土だけになります。
当初は底までパイプを入れていましたがそれだとレンコンの成長が良くなかったので鉢の下半分は用土になるようパイプを半分にカットしてアルミの足をつけています。鉢の中央に避難スペースを作るだけならば駄温鉢でもOKだと思います。

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バレンシアポットには下部に水抜きの穴があり、外からプラの栓がしてあります。
ハスのレンコンが成長する際、栓の横で成長されると中から栓を押し出して栓が抜け鉢の水が流れ出すというトラブルが何回も起こっています。
外からSUSのバンドで栓を押さえて抜けないようにしたこともあります。これも手間なので、何かないかと考え、栓の周りをシリコンコーキングで固めて中から栓を押さないようにしてみました。

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今年は用土の盛り上がりはありません。ガスの発生も皆無です。

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【2018/06/27 06:32】 Water Garden - スイレン | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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