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藤稔

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藤稔

物干し場のぶどう 「藤稔」 の袋がけと消毒を行いました。

長年、ぶどうの栽培をしていますが、これまであまり手間をかけず花穂の整形ぐらいしかしていませんでした。

藤稔は巨峰系のぶどうです。
いつも疑問に思っていたのは、「どうしてうちのぶどうは市販の巨峰のような濃い黒にならないのか?」ということでした。

ぶどうの色づきについては」、「山梨県のように昼夜の温度変化が大きくないと難しい」という変な知識を信じていましたので、暑い大阪では熱帯夜も多く昼夜の寒暖の差が少ないので難しいとほぼ諦めておりました。

今年も花が咲く時期になり、穂の整形をしようと持っているブドウ栽培の本を読み返してみたところ、色づきの項目があるこに気づきました。

そこに書かれていた内容ですが、梨や桃はついた実全てが熟しますが、ぶどうは全てが熟すわけではないということでした。

受粉後、実はみるみる大きく成長しますが成長するだけで、この実が熟すには相応の糖分が欠かせないのだそうです。

糖分は葉が光合成して作ります。1個の実に必要な糖分が供給されないと実が熟さない(色づかない)ということだそうです。

1個の実に必要な糖分を作るには、1.5本~2本程度の枝(葉)が必要だそうで、これまで、色づきが良くなかったのは成った実全て残していたので糖分を奪い合い足らなかったからのようです。

ぶどうの木を観察してみると1本の枝に2個の実がついています。昨年まではこれを全て残していました。

結構立派に育っているのでこれを今から減らすとなると、貧乏性なのかわかっていても結構な決心が必要です。

大きく育った実を取り除くのは非常に躊躇しましたが、これも良いぶどうを作るためと言い聞かせて、一枝に二房ついている実を一房に減らすと共に、雨があたる防鳥ネットの外側に結実した実を鋏で全て切り落としました。

これで枝3本に対し約2個の実になったはずです。

それと、ぶどうの葉をよく観察してみると、ネットの外側の葉は穴が開きだしています。ブドウスカシバの幼虫が発生しだしたようです。
このタイミングで消毒しないと全ての葉が穴だらけになるので、仕事から帰ってから急遽袋がけを行い続けて消毒を行いました。

本当は無農薬にしたいのですが、薬を使わないブドウスカシバの駆除方法を知りません。手で取ればよいのでしょうが、そんな時間は無く 止むを得ず薬を使いました。

ちなみにうちでぶどうの消毒をするのはこの一回だけです。

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【2014/06/26 08:50】 Berry's Garden | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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