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熱帯スイレンが咲かなくなったら!?



熱帯スイレン
咲かなくなったら!?


昨日のブログで熱帯スイレンの根詰まりについて書きましたが、ちょうど週末だったこともありほぼ全ての鉢で開花中と開花終了、未開花に分けて状態の観察を行いました。
その結果ですが、開花しなくなったっり、開花出来ない鉢の特徴がわかりました。

開花中の株は株元の成長点が水中に露出しています。

それに比べ開花終了や未開花の鉢は株元の成長点が土に埋まって、中には葉が茶色くなりだし休眠に向かっている鉢さえ見られました。

その中間の微妙な状態の鉢は成長点は確認できますが今にも土に埋まりそうな状態です。

今年は植替えが遅れましたので開花も例年より遅く現在でも開花していない品種も結構あります。

それらの鉢の特徴は、ほぼ全ての鉢で株元の成長点が用土の中に沈み込んでいました。

これは、鉢中で根が成長することによって用土が上に押し上げられていることが原因と考えられます。

最近1~2週間程開花していた株が開花しなくなり、葉が茶変し出したので不思議に思っていました。

株元を土が覆ったことで環境が変わったと判断してバルブの肥大と休眠モードへ移行し始めた感じです。

そこで、開花していない鉢を中心に半分ほどの鉢で植替えと鉢増しを行いました。





ちょうど埋まりそうな微妙な鉢がありました。






植え替え方法ですが、まず水流で株元を被っている用土を流します。



次に、鉢から株(根鉢)を取りだしてこちらもノズルの水流で用土を流しながらワンサイズ小さな根鉢にします。 今回いくつかの鉢ではサークリングした根をカットして成長にどう影響するか実験もすることにしました。



根をカットしていないグループでは根量も多く完全に裸根にすると再度同じ鉢に植え戻すことが困難になるので元の根鉢の形のまま植え直すことにしました。



植替え時期が少し遅いので肥料は少なめです。



鉢の半分程度まで練った新しい用土を入れてその上に根鉢を乗せます。
根鉢を軽く押さえながら鉢の底をコンクリートなどの床にとんとん何回か落とすと根鉢が用土の中に沈んでいきます。



株元が用土から出るように高さを調節してから中粒の赤玉土を化粧土として株元に入れて完成です。





また、いくつかの鉢は鉢増しを行いました。

こちらはほとんど根鉢の大きさを従前のままで新しい鉢に植替えしています。根詰まりには鉢増しの効果は高いと思いますが根が成長して再度用土が押し上げられる恐れもあります。その場合は様子を見て再度の植替えが必要になると思います。

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【2011/08/29 22:49】 Water Garden - スイレン | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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