fc2ブログ

下野河骨



下野河骨


下野河骨が開花しました。

今シーズン3つ目の開花です。

大阪はここのところ35℃と体温に迫る暑い日が続いています。

熱帯スイレンの水鉢は気温以上に熱せられて熱帯種も元気がありません。

一方、下野河骨が入っている睡蓮水槽はというと日中で約30℃と気温よりも4-5度低い水温になっています。

水温が低いおかげで、今年の温帯種は元気が良くこの暑い最中でも連日開花しています。

以前「○ャーム」で購入した「下野河骨」は志賀さんもブログに書かれていますが本物では無いということで、今年新たに別のショップから本物(多分)を導入しました。

(「下野河骨」は長い茶色の水中葉が特徴です。「○ャーム」産は最初は茶色ぽかったのですがしばらくすると緑色に変わってしまいました。)

「偽物の下野河骨」とナガレコウホネをキングタライで数年栽培してきましたが、西条河骨や尾瀬河骨がどんどん成長して大きくなるのに比べ、これらは株は成長するどころか年々小さくなっていきました。(とうとう偽物の「下野河骨」は今年絶えてしまいました。)

確かにアナカリスが繁殖して水中葉が覆われ日当たりが少し悪い環境ではあったのですが、成長が思わしくないのはそれだけが原因ではないのではないかと考えていました。

今年、栽培環境が整ったこともあり、自生地の自然環境を真似て睡蓮水槽内に流れを作ることにしました。

(そうそう、うちの睡蓮水槽 某掲示板で「露天風呂」と書かれていました。言い得て妙ですが、私の印象ではローマ風呂がぴったりかと思います。(笑))

濾過水槽からのリターンを配管で延長して横に噴出するようにし、流れを作ってその前に「下野河骨」を置いたところ、この環境が良かったようで水中葉もご覧の通り流れに乗って良く成長しています。(水の流れは上から下)

根茎の成長具合も河骨と呼ばれる所以になったように用土から根茎の上部が水中に出た状態で広がっています。

ナガレコウホネも今年は調子良さそうですし、川などの流れがある場所で成育しているコウホネは水温に加えて水流にも注意した方が良いようです。






スポンサーサイト



【2011/08/18 00:37】 Water Garden | TRACKBACK(0) | COMMENT(1)
top>>