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プチオフ会

育ててみたい美しいスイレン

プチオフ会

スイレン写真家の加藤さんがスイレンの本を出版されました。

スイレン単独の本といえば、前 草津市立 水生植物公園みずの森 館長の城山さんが書かれたNHK出版の「スイレン」以来でしょうか?! (睡蓮と蓮の本は何冊かあります。)

実はBerry's Water Gardenも昨年写真撮影に少し協力しました。うちの睡蓮もいくつか載っているそうなので見るのが楽しみです。(本は今日届きました。)

B5版 96Pの力作です。 初心者の方でもわかるよう、熱帯スイレンを中心に育て方について懇切丁寧に書かれています。

越冬法も最新のフェルト式越冬法を紹介されていました。 詳しい内容については本を買ってお確かめください。

そんな加藤さんを交えてプチオフ会を関西にて行いました。
発案者はマサさんで、神戸花鳥園の佐藤さんとも久しぶりにお会いしました。

いよいよ来月は7月、1年に1度の聖地巡礼が近づいてきました。今年は3連休の前2日の7/19~7/20を予定しています。

さて、今回の会場は数多くの温帯スイレンを育てておられる妙徳寺さんです。
開山して100年続いている由緒ある日蓮宗のお寺で、江戸時代の天保年間に作られた経典を見せていただきました。

元々は鬱蒼とした山の中にあるお寺だったのが、寺内を新しい道路が通ったことで大型車が入れるようになりそれを機に建物を新しくされたそうです。

建物は山の山頂に建てられており東側が開けているので日当たりは申し分なく、山門をくぐると参道の両側に大きな睡蓮鉢が数知れず置かれている光景は「すごい」の一言でした。

スイレン栽培を始められたきっかけは、元々はバラを育てておられたそうですが、花の時期と、お寺の行事が合っていなかったそうで檀家さんが来られる時は決まって花の無い時期で、檀家さんにはあまり評判が良くなかったそうです。
業務も忙しくなり、私も覚えがありますが、バラは世話がおろそかになると途端に病気になったり害虫がついたりしてみすぼらしい姿になってしまいます。また、妙徳寺さんのお話では、植物は本来は一期咲きなのに、人が品種改良して四季咲きにしたため、1年で4年分のエネルギーを使ってしまう為、きちんと肥料を施さないと開花に体力を使い果たして弱って枯れてしまうそうで、段々栽培数が減って、他に変わるものとして睡蓮を始められたそうです。

今では10月頃まで花が途切れることが無く檀家さんにも評判が良いそうです。

また、マサさんから、温帯種のお寺と聞いていましたが、何の何の、既に熱帯種ががんがん咲いています。4月から容器にヒーターを入れて加温されているそうで、こういう栽培法も有りかなとちょっと思いました。来年は大睡蓮鉢で実践してみようと思います。(笑)

栽培容器は、睡蓮鉢、キングタライ、南国物産の270L角型コンテナーでした。 さすがに青のキングタライはうちでも同じでしたが家人や檀家さんから見栄えが良くないと言われたそうで、木材を使ってきれいに見えないよう囲われておられました。

うちのブログやHPもよく見られているそうで、狭いところに何鉢も押し込んでいるうちの環境とは雲泥の差で、きちんと栽培するには品種を減らさないといけないなと思った次第です。

また、機会があれば訪問したいと思います。

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【2014/06/30 10:25】 Water Garden - スイレン | TRACKBACK(-) | COMMENT(4)
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【2014/06/30 15:36】  URL | [ 編集]
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【2014/07/01 02:37】  URL | [ 編集]
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【 素敵なお寺ですね。 】

妙徳寺さんすごい数の睡蓮ですね。
みずのもりの入口よりも多いんじゃないですか?

うちも狭い所に無理に詰めて育てているので、
こんな風にゆったりと多くの品種を育てられると
いいなって思いました・・・植替え大変そうですけど。

「育ててみたい美しいスイレン」、私も注文しました。
明日には届く予定です。

加藤さんといい佐藤さんといい
うらやましいかぎりの人脈です。

おなじ趣味を持つ人と交流できる機会というのは
とても貴重ですよね。

みずのもりや掛川花鳥園は行ったことがありますが、
できたらことしは神戸や熱川などにも脚を伸ばしてみたいです。

【2014/07/02 00:00】  URL | 舞桜 [ 編集]
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【 関西オフ会 】

舞桜さん
温帯種は1容器に1品種にすべきですね、痛感しました。でもうちでは品種減らせないので無理です。
確かに植え替え大変だと思います。(土作りはなんと、コンクリートミキサーでされてました。)

本ですが、私はなかなかの内容だと思いました。
加藤さんとはよく話をするのですが、アメリカに比べて日本はまだまだスイレン栽培はメジャーではなくスイレン=温帯スイレンで蓮とスイレンを混同している人が多いのが現状です。
熱帯種も熱帯と名前がついているだけで日本では冬が越せないと感じる人や、冬越し方法を知らず枯らせてしまう人が多いのも確かです。
そんな環境を改善したいという加藤さん(私たち)の想いが詰まった本だと思っています。

一人でも多く、この本を手に取った人がスイレン栽培の世界にこられることを期待しています。

今年の関西オフ会は7/19 みずの森、7/20 神戸花鳥園です。飛び入りは大歓迎です。

【2014/07/02 09:44】  URL | ラビ [ 編集]
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